『ダークナイト』 [ヒーロー・ヒロイン]
2008年(米)
★★★★★
監督:クリストファー・ノーラン
主演: クリスチャン・ベール/ ヒース・レジャー / ゲイリー・オールドマン / アーロン・エッカート/
モーガン・フリーマン/マイケル・ケイン
シリーズ最高傑作。
との呼び声も高い「バットマン・シリーズ」最新作。
********************************************
ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。
ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗り、犯罪こそが最高のジョークだと
不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、
彼らを皆殺しにして、大金を奪った。
この街を守るのは、バットマン(クリスチャン・ベール)。
彼はジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力して、
マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功する。
********************************************
まずは、タイトルに「バットマン」の文字がないことに拍手。
それだけ自信があったのだろう。
『バットマン・ビギンズ』の続編、と位置づけられているだけに
これから観るひとはできれば、これを観てからの方が数倍楽しめる。
マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン
これらのバットマンを支える名脇役たちが、素晴らしいからだ。
そして今作では、もうなんと言ってもジョーカーに尽きる。
『バットマン』であのジャック・ニコルソンが演じた、バットマンの宿敵=
ジョーカーを20代後半の役者が演じる。
それは相当なプレッシャーだったに違いない。
ある意味バットマンより主役級だもんね。
その狂気を見事に演じてみせたヒース・レジャーに拍手をおくりたい。
が、そのヒース・レジャー、28歳という若さでこの映画の成功を
観ることもなく急逝してしまっている。
実にもったいない。
まだ観てないひとは彼の演技を是非観て欲しい。
バットマンは、スーパーマンなどと違って変身したり、特別な力を持っている
わけではない。普通の生身の人間なのだ。
ジョーカーが仕掛ける心の駆け引き、というのか罠に巻き込まれる
バットマンは実に人間的。
いわば、バットマンとは「超勝手な自警団」であるから、それだけに
法を無視した存在なわけだ。
「自分が悪い」と思った相手を「自分のルール」で罰するわけだからね。
そこをジョーカーにつけこまれてひるむバットマン。
それもこれもジョーカーを演じたヒース・レジャーの狂気がまさに真に迫っていた
おかげだろうかと思う。
しつこいようだが。
映画史上に残るだろうね。
ジャック・ニコルソンのジョーカーを完全に超えただろう。
硬貨の「裏と表」、「正義と悪」そして「光と闇」。
それらが対峙する世界を見事に描いている。
そしてそれらの象徴ともいえるべきラストは圧巻。
繰り返し、、というかもう一度じっくり観るつもりです。
150分、とちょっと長いのがどうかとも思うけど。
いや、長さは感じないよ。
だけど、緊張感がずっとあるだけに疲れるんだな(笑)
実は・・ジョーカーが怖くて躊躇していたのです><;
「名作」は観なくちゃ!!!会社で話題にしたら「買う!」と言っていた人がいたのでチャッカリ貸してもらおうと思います☆
鑑賞後!また来ます☆
by Betty (2008-12-15 20:52)
ジョーカーは恐いぞ♪
でも故・ヒース・レジャーに敬意を表してね。
名作は観なくちゃ、だ!
by Bump (2008-12-16 11:18)