『ゾンビ・ストリッパーズ』

『ゾンビ・ストリッパーズ』
ZOMBIE STRIPPERS!

2008年（日）

★★★★☆

監督：ジェイ・リー
出演：ジェナ・ジェイムソン／ ロバート・イングランド／シャムロン・ムーア

いやぁ、当たりでした（＾▽＾）

超お馬鹿なゾンビ映画です。

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そう遠くない未来。
第4期目に突入したブッシュ政権は、慢性的な兵力不足に陥っていた。
打開策として死人を蘇らせる危険なウィルスを開発するが、研究所で
そのウィルスが蔓延してしまう。　抹殺を恐れた感染者が逃げ込んだ先は…
なんと場末の違法ストリップ・クラブ。
人気No.1ストリッパーへの感染をきっかけに、クラブは一変!
大胆なポールダンスとその後のお楽しみ?が口コミで広がり、
クラブは男達で大盛況!
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“ゾンビ”と“エロ”が同時に楽しめる、というまさにボクにとっては
カレーライスとラーメンが同時に食えるような、
キース・リチャーズのギターで綾瀬はるかが踊るような、
甲子園球場でアメフトの試合があるような、、、
・・・これは普通かw

仮面ライダー電王チームが阪神と試合するような、、
・・・・うむ。。。。これのがええな。これは贅沢だ。

とにかく贅沢な一作なのであります。
チキン弁当と崎陽軒 のシウマイを新幹線に持ち込むような、
・・・もういいか。

いや、上に書いた“キース・リチャーズのギターで綾瀬はるかが踊る”と
いうシチュエーションはかなりすごいぞ。
もっとすごいの思いついたら追記しておきます。


タイトルからもジャケットからもB級の匂いがぷんぷんするのでありますが。

ゾンビ映画の重要なポイントは、ただただグロテスクだったり恐かったり
するだけでは駄目であります。
ゾンビになった人間と生き残った人間との間にドラマがないといけないのです。

名匠ジョージ・A・ロメロの名作『ゾンビ』においてもいままで仲間として
一緒にゾンビと闘ってきた戦友がひとり、ふたり、とゾンビ化してしまう、
そこになんともいえない悲哀があるのです。

今作では、なんとストリッパーがゾンビと化してしまい、
しかもそれが故に素晴らしいダンスを披露することで、違法なストリップ小屋が
大盛況になるという素晴らしくもありえないお馬鹿な展開。

いかにも偽乳の巨乳をぶるんぶるん揺らしながら、ポールダンスを披露します。
ぐるぐる回ります。ちびくろさんぼの虎がバターになるくらい回ります。
その爆風でライバルを吹き飛ばします。


あぁ・・・・





ビバB級！！（爆）


欲をかいた小屋の経営者は、あろうことかそれを売り物にひと財産儲けようと
被害をひた隠しにして客を入れ続けます。

さらにゾンビは増えます。

どんどん増えていきます。


この作品の新しいところはなんといってもそのダンサーだちのNo.1ダンサーに
対する執着。
いいダンスを踊って男たちを興奮させたい、羨望の眼差しでみされたい、
という純粋なまでのダンサー心。


いやぁ・・・






ビバ！ストリッパー！！！（爆）


おかげで小屋もとんでもないことになります。

しかも、この映画の素晴らしいトコはそれだけでなく制圧する特殊軍も
半数近く女性で、しかも抜群です。
軍隊なのに無意味にタンクトップです。半乳万歳w

通信担当の女性兵士はキチンと迷彩服を着ているのですが、ちゃんと戦闘に
なると上着をはぎ取られます（＾▽＾）
しかも敵を前にしてわざわざ帽子を脱いでロングヘアをばさっ、と
振り乱します。

ケンカの前にくくったゴムひもを外す仲間由紀恵のようであります。
ケンカの前にくくるんならわかるけどむしろ逆だろ、と
毎回ツッコんでましたが、この作品に限っては許します。


うむ。

許しますとも。


ストーリーもただおバカなようで、意外にきちんと作ってありますし、
最後加速するようにドタバタと終結していくリズム感も見事です。
オチもキレイに決まってます。
男心にたいする皮肉も相当なもの。

悲しきは、下半身始動の男の性よ。

これからはあまりふらふらとおねーちゃんについていかないようにしようw


肝に銘じます。

金玉にも



命じておきます。



ビバ！