『ラブリーボーン』 [ファンタジー]
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『ラブリーボーン』
LOVELY BONES
2009年(米)
★★★★☆
監督:ピーター・ジャクソン 出演:シアーシャ・ローナン/レイチェル・ワイズン/スーザン・サランドン
マーク・ウォールバーグ/
スタンリー・トゥッチ
製作総指揮:ステーヴン・スピルバーグ
私は、スージー・サーモン
あの日、私は14歳で殺された―
これは、私が天国に行ってからのお話。
「お魚みたいな名前でしょ」
愛くるしいブルーの瞳で語りかける主人公のスージーを演じるのは
『つぐない』で13歳にしてオスカー候補になったというシアーシャ・ローナン。
原作レビューはコチラ。
↓
http://bumps.blog.so-net.ne.jp/2010-02-04
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優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、
スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、
彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。
最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に
辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。
一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。
やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた
母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、
ただ見守ることしかできないスージーだったが…。
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原作を読んで、「絶対映画観よう!」と決めてた作品。
アリス・シーボルトの作品を『ロード・オブ・ザ・リング』『キングコング』の
ピーター・ジャクソンが映画化、監督。
そして製作総指揮にはステーヴン・スピルバーグ。
オスカー女優二人と主人公には13歳のオスカー候補女優と豪華な面々。
シアーシャ・ローナンはこれ以上ない!というくらいスージーを演じきっている。
てか
可愛い♪
映画の内容からいえば不謹慎な気もするのだが。
その「不謹慎の背徳感」がまた萌・・・
いや
嘘です。嘘。
すいません。
ところで、この作品。原作を「10」とすれば「3」くらいの出来です。
なにが原因かと言えばすべてにおいて中途半端になってしまった、って
ことでしょうか?
なら脚本が悪い?
はい、そういう事なんでしょう。
でも、それを差し引いても、★を4つまで引き上げたのは
ピーターの描く天国の世界。
(天国の世界っておかしいか・・・)
この“映像美”を披露するためだけに、彼はこの作品を撮ったのではないかと
思わせる。
それくらい力が入ってるし、そしてその通りに素晴らしい。
もう「この映画はこれだけです」って言い切ってしまっていい。
そしてその監督の期待に見事応え、死後の狭間世界を漂う少女を
見事なまでに演じきったシアーシャ・ローナンの今後の活躍に大期待!です。
「お魚みたいな名前でしょ」 ←イイ台詞☆
映画を観てから原作を読むことにする!
by Betty (2010-07-13 23:00)