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『ラブリー・ボーン』 [ファンタジー]


ラブリー・ボーン (ヴィレッジブックス)









『ラブリー・ボーン』 / アリス・シーボルト : ヴィレッジ・ブックス(文庫)


本屋さんで何冊かつかんだ中の一冊。
オビに“ピーター・ジャクソン監督で映画化”と書かれてた。


・・ということでもう映画公開されてるんだねえ。
おまけに新訳らしい。

***************
14歳の少女スージーは、レイプされたうえに殺害された。
突然、彼女を失った悲しみゆえに崩壊してゆく家族。そんな家族のすぐ近くでのうのうと
暮らしつづける犯人の男。そして成長するにつれ、あこがれの体験をしていく友人や妹。
そのすべてを、スージーは天国からせつなく見つめつづけていた―なんでも願いが叶う
天国にいても、いちばんの願いは叶わない。それは、家族のそばにいたい、ということ。
***************

これ買う、と決めたらもう情報はできるだけ入れないようにしたい方。
映画化、というのは知っててもいつ・・・とまでは見なかった。
内容についても同様で、なんとなくの概要を見たらあとは見ない。

・・・で、読み終わって・・・というか中程まで読み進んで、ありゃ・・これは
なんか勝手に思ってたようなお話じゃないな、、、と。

スピリチュアルな・・・言うなれば映画の『ゴースト〜ニューヨークの幻』みたいな
ストーリーだと思っていたのだが。

主人公のスージーはいきなりもう死んでいる。
犯人もすぐに明かされる。

小説はそれ以降・・・それ以後の事で断罪でもなければミステリでも
ましてファンタジーでもなかった。

物語はまるで、あるがままを描くように、ある意味淡々と日々の積み重ねを
描いて行く。違うのは語り手の主人公が天国にいること。
話の本質に気づくのは全部読み終わってから(遅すぎますか・・・?(^ ^;

ある種の日記のような・・・

その中で最後にスージーが選択したこと。


むずかしいです。


死・・というのは「旅立つ」ことだとよく言います。
そのときはすべてのあらゆる「欲」から解放され、執着を捨てるんだね。

「そうだってわけじゃないのよね、これが」
この台詞に唖然としますね。


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コメント 2

Betty

ふむむ~
気にはなるけど・・映画のスージーちゃんあまりタイプじゃない・・・

ん~やっぱり保留かな。
by Betty (2010-02-04 20:09) 

Bump

『つぐない』の子だよね< スージー
by Bump (2010-02-05 13:52) 

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