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『野球の国』 [奥田英朗]


『野球の国』/奥田 英朗   光文社文庫
Kindle版 電子書籍


出張が続く朝、新幹線で読もうと2〜3冊ばたばたっ、と
ダウンロードしたなかの一冊


野球の国 (光文社文庫)




最近、もっぱら電子書籍。
「本はやっぱり本屋さんで」って言われるんだけど、出がけに2〜3冊まとめて買えたり
(10分くらいでね)、その2~3冊をいっぺんに持ち運べるのはすごい魅力。
サンプル、というかたちで「ちょい読み」もできるし。




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「一人旅は思いがけず楽しかった。アローンだがロンリーではなかった。
一人でどこにでも行けた」この小説家に必要なもの、

それは―野球場、映画館、マッサージ、うどん、ラーメン、ビール、
編集者、CPカンパニーの服…そして旅。沖縄へ、四国へ、台湾へ。
地方球場を訪ね、ファームの試合や消化試合を巡るトホホでワンダフルな一人旅。
珠玉の紀行エッセイ。
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トンデモ精神科医、伊良部を産み出した奥田さんのエッセイ。




このひとは面白いわ・・・。
突然、思い立って沖縄にキャンプ視察に出てしまうのだけど、
突然すぎてこれがドタバタで・・。

岐阜出身らしく中日ドラゴンズのファンなのだが、
これは結構前のエッセイで(2005年)、ちょうど横浜の谷繁が中日に、
入れかわり追い出されるような格好で中村武志が横浜に移籍するという
同リーグ2球団のレギュラー捕手が入れ替わるという、前代未聞なことが
あった年。

なので、中日だけでなく横浜のキャンプものぞきに行き、中村武志を心配げに
ながめたり、とか、自分は阪神ファンだけどもその心理は
すごぉくわかる!


その他、マッサージ、ビール、旅先での食べ物・・・
等々、まさにこれぞエッセイ。
「紀行文」なんて上等なものじゃない、

いつか行きたいいきたいと思いつつ、毎年腰を上げられずにいるキャンプ視察
だけれど来年は・・・とつい思ってしまう。

年度末を控えた週末に沖縄なんて行けるわけもないんだけど・・・ねぇ・・・




・・ていうか、この奥田さん、絶対B型やろ。。。(笑)




★★★☆☆

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